お知らせ

木村建次郎教授(神戸大学 数理・データ)グループの研究開発が、文部科学省が発行する令 和6年度版学習資料 一家に1枚『世界とつながる“数理”』に掲載されました。(2024年3 月25日公開)

 一家に1枚ポスターシリーズは、文部科学省が科学技術理解増進施策の一環として、多くの方が科学技術に関する興味・関心を高めることを目的に、科学技術週間に合わせて毎年発行しているものです(第65回科学技術週間:令和6年4月15日~4月21日)。令和6年度版では、『世界とつながる“数理”』と題し、「数学を道具として使うこと」で世界のものごとを理解したり答えを出したりする「数理」をテーマに,数理が私たちの生活でどのような形で使われているのかを、様々な事例をもとに紹介されています。
 この度ポスター左側コラムの~歴史から見る!人類と数理(現代)~に、神戸大学の木村建次郎教授が開発したマイクロ波マンモグラフィによる乳がん検査が紹介されています。
 一家に1枚ポスターは科学技術週間中、全国の小・中・高等学校,大学,全国の科学館,博物館等を通じて広く配布される予定です。

文部科学省 報道発表
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2022/mext_00020.htm

一家に1枚ポスター 「世界とつながる“数理”」(2024.3.25)
https://www.mext.go.jp/stw/common/pdf/series/mathematics/20240319-ope_dev03-1.pdf

文部科学省 科学技術週間 ホームページ
https://www.mext.go.jp/stw/series.html


【関連リンク】
木村建次郎教授(数理・データ)インタビュー(神戸大学ニュースサイト2019.1.15)
https://www.kobe-u.ac.jp/ja/news/article/researcher0012/

募集について

領域海外渡航支援への申請を募集

コロナ禍で延期していましたが、開始いたします。
詳しくはこちらを御覧ください。

ニュースレター第7号を発行しました。

領域イベントや研究成果等についてまとめたニュースレター第7号を発行しました。

領域代表あいさつ

光学と,それによって生み出される多様なイメージング法は,自然科学の発展に必要不可欠な役割を果たしてきました。しかし,現在の光学を以てしても解明・克服できない重要な課題が,光の直進性を乱す散乱・揺らぎと呼ばれる現象です。本領域では,ミクロな細胞レベルからマクロな天体観察までの10桁に渡るマルチスケールの散乱・揺らぎ場を包括的に理解するために,その方法論を体系化するとともに,散乱・揺らぎで乱された情報を復元する透視の科学として「散乱透視学」を創成するものです。
今回の領域では生命科学,情報通信工学,天文学の3つの応用分野を対象としていますが、マルチスケールに適用可能なため,3次元ナノ材料開発などの物理工学,異常細胞検出や非接触型体調管理などの医科学,インフラ欠陥検査などの保全工学など多岐にわたり,これらの領域で学術変革につながるものと期待しています。
学術領域「散乱透視学」を創成し,異分野融合の促進,国際的イニシアティブの推進,若手人材育成に尽力し,科学技術の発展に貢献しますので,何卒,ご支援のほど,よろしくお願い申し上げます。

領域代表 的場 修(神戸大学)