A01-3大規模光データベースによる散乱・揺らぎ場モデリング




渡邉 恵理子 電気通信大学 大学院情報理工学研究科 基盤理工学専攻 准教授

研究分担者



宮本 洋子  電気通信大学 大学院情報理工学研究科 基盤理工学専攻 教授



池田 佳奈美  大阪公立大学 大学院工学研究科 電気電子系専攻 助教

本計画研究では、散乱・揺らぎ現象を解明していくために、散乱・ゆらぎ媒質に対する入力光と出力光とを関係づけ、散乱特性のデータベース化およびモデリングを試みる。このとき、振幅、位相、波長、偏光という様々なパラメータをもつ光場の相関特性等を利用する。ここで、散乱の前後で電磁場の特徴量(光波の複素振幅情報や偏光状態と空間分布の不可分性等)が保存されるか、どの程度保存されるかという点に着目して散乱媒質を特徴づける新たな指標を特定し、散乱特性データベースの作成および散乱・揺らぎ場モデリングに活用する。また、大規模光データベースによる光相関イメージングや深層学習を組み込んだシングルピクセルイメージング、位相シフトデジタルホログラフィにより、新たな揺らぎ・散乱除去法を提案・構築していく。さらに、実問題を対象とした生体組織や光通信領域等に対して散乱・揺らぎ場モデリングを試み、透視の実現を目指す。

キックオフシンポジウム録画

散大規模光データベースによる散乱揺らぎ場モデリング