A01-1時空間光波シンセシスによる散乱透視基盤の構築


的場 修 神戸大学次世代光散乱イメージング科学研究センター センター長/教授


研究分担者
小倉 裕介  大阪大学大学院情報科学研究科 准教授
上野原 努  大阪大学大学院工学研究科 助教
全 香玉   神戸大学大学院システム情報学研究科 助教
亀井 保博  基礎生物学研究所超階層生物学センター・バイオイメージング解析室 RMC准教授
米田 成   神戸大学大学院システム情報学研究科 特命助教

研究協力者
水谷 康弘  大阪大学大学院工学研究科 准教授
野村 孝徳  和歌山大学システム工学部 教授

 サブマイクロメートルサイズの細胞構造からキロメートルスケールの惑星観測系までの10桁に渡るマルチスケールの散乱・揺らぎ媒質の散乱現象を解明するとともに、内部にある情報またはその向こう側にある情報を透視する技術を構築する。そのために、散乱光波の強度、位相、蛍光、偏光の多次元物理情報を同時かつ3次元情報として取得するマルチモーダルイメージング技術を体系的に構築する。本計画研究では、ディジタルホログラフィー、強度輸送方程式、シングルピクセルイメージングの複数の散乱光波計測技術を開発・統合し、一体化した散乱光波計測技術を世界で初めて開発する。さらに、散乱光波の多次元計測結果から、高解像度画像を復元するためのアプローチとして、パターン照明技術と、点像散乱ホログラムを用いた相関フィルタや散乱反射行列測定を組み合わせたディジタル位相共役などのディジタル光学補正技術を構築する。

キックオフシンポジウム録画

時空間光波シンセシスによる散乱透視基盤の構築