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拠点の概要 - 概要

本拠点で目指すイノベーション領域

資源・エネルギー問題、環境問題を克服し、安全で持続的に発展できる低炭素循環型未来社会を実現する上で、再生可能な資源バイオマスから様々なバイオベース製品の生産を行なうバイオリファイナリーへの転換を図るグリーン・イノベーションの実現は、極めて重要です。バイオリファイナリーは、二酸化炭素をバイオマスとして資源化し、先端バイオ技術を駆使して再生可能なエネルギーや化学品を高効率生産する革新技術です。本拠点では、食料と競合しないセルロース系バイオマスから多様な燃料や化学品を高効率に作り出す「バイオプロダクション技術」を確立します。最終的には化学工場で石油から製造している製品群をバイオベース製品に大転換することで、大きなパラダイムシフトを目指し21世紀型の発展「グリーン成長」に大きく貢献いたします。

本拠点におけるターゲットとそのインパクト

重要なバイオベース製品群を市場に送り出すことで、石油からバイオマスへの原料転換を実現し、グリーン・イノベーションを達成します。「次世代燃料・化成品原料」および「バイオプラスチック・バイオ繊維」などの大量生産されるバルクケミカル、機能性食品素材や医薬品原料等になる付加価値の高い「バイオファインケミカル」の3つの領域をターゲットとして、バイオマスから生産することを目指します。「次世代燃料・化成品原料」、「バイオプラスチック・バイオ繊維」としてインパクトのあるアルコール類、ジオール類、有機酸、ジアミン類、アミノ酸類、芳香族系化合物を、「バイオファインケミカル」として機能性糖質、有用イノシトール、機能性ペプチド、機能性リン脂質を、それぞれ基幹化学品に選定してバイオプロダクション化を行います。また、バイオプロダクションを支える、バイオマス原料、酵素剤、リアクターや分離プロセス等の「基盤技術」についても、バイオプロダクションをより多くの化学品に展開していくために実用化します。

本拠点において、バイオプロダクション技術が確立されれば、様々な最終目的製品群へと波及し、巨大市場の創出ができると期待されます。さらに脱石油・エネルギー転換、CO2排出の大幅削減、資源・エネルギー安全保障、農林水産業の活性化など、今後の日本の持続的な発展の基礎としても大きなインパクトを持っています。

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