HSCN - ひょうごサイエンス・クロスオーバーネット

クロスネットは、誰もが科学や科学者を身近な存在として感じ、科学の成果や知識を楽しんでいただける新しいコミュニケーションの場です。

これまでの取り組み

クロスネットの2009年度外部評価報告がまとまりました。

ひょうごサイエンス・クロスオーバーネット(PDFファイルをダウンロード (145KB))
2009年度 外部評価

 

(1)全体的評価
ネットワークの構築、運営の取組みは、下記の2点の他は、全体としては概ね順調に進捗していると評価する。
・ 市民の調査・研究等の発表の場としての電子ジャーナルの発刊が予定よりやや遅れている。
・ 市民の自然・環境などに関する研究・活動の発表交流会「共生のひろば」(兵庫県立人と自然の博物館主催、ひょうごサイエンス・クロスオーバーネット共催)の市民ネットワークによる運営への移行に関する方針変更があった。

(2)今後の展開における課題とそれに関する助言等
・(独)科学技術振興機構による支援が終了する2011年度以降の在り方が重要な課題である。現在の大学をめぐる諸情勢の中での限界はあるとしても、神戸大学としてネットワークの運営に対して、一定レベルの支援を継続する姿勢は評価したい。大学による地域の科学コミュニケーション活動に対する支援として重要なのは、資金面での援助ではなく、良い意味での「知的権威」を活用した支援・貢献(知的コンサルティング、ブランディング、ゲートキーピング、など)であると考える。例えば、地域で活動する団体への外部資金情報の提供、大学の研究者紹介と仲介、大学の機器の利用サービスの提供、などが考えられる。また、科学と社会の関係をめぐる海外の動向の紹介や、地域で生みだされる成果の情報発信など、国際社会との接点としての役割も期待される。知的生産と蓄積機関という、大学ならではの機能の社会への貢献が重要である。
・社会教育という観点で、自治体や公民館などの社会教育施設等との連携をすることにより、蓄積されたコンテンツがより広く活かされる可能性がある。そのような展開も考えてほしい。
・科学と社会の関係や科学コミュニケーション活動に関心を持つ若い人材育成は重要な取組みであり、ネットワーク諸活動への学生の参画はさらに継続、発展させてゆくことを期待する。また、近隣他大学の類似の活動との連携も検討していただきたい。ゆくゆくは関西圏、さらに全国へとネットワークが広がるために、人材育成が重要だからである。
・市民の調査・研究成果に関する電子ジャーナルについては、人々を惹きつける要素や特色を考えてスタートすること、および科学コミュニケーションに関する他の情報とのリンクを持たせることが重要である。
・例えばTwitterやYou Tubeなど、ICT(Information Communication Technology)を活用することで、より広い人々に情報を発信し広報を展開しうる可能性があり、これについても検討してほしい。
・その一方で、この取組みが重視してきたface-to-faceのコミュニケーションも重要であり、引き続き継続してほしい。

以上

外部評価委員

小林 傳司 (大阪大学コミュニケーションデザイン・センター 教授) 委員長
佐藤 文隆 (甲南大学 特別客員教授)
道盛 正樹 (NPO法人 大阪自然史センター 理事)