HSCN - ひょうごサイエンス・クロスオーバーネット

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西はりま天文台公園

クロスネットによる参画機関の紹介

 

兵庫県立西はりま天文台公園

兵庫県立西はりま天文台公園は1990年、作用町に誕生した参加体験型学習施設。標高436メートルの大撫山(おおなでさん)の山頂、17ヘクタールを超す広大な敷地に、天文台、レストランやロッジ、アスレチックやキャンプ場などの施設が点在しています。秋から冬にかけては「作用の朝霧」として知られる雲海が眼下に広がります。

メイン施設は丸いドームを頂く2棟の天文台。レンガ造りの洋館風の北館、銀色の外壁に覆われたモダンな南館(新館)と、対象的な外観の2つの棟が寄り添うように建ち並んでいます。「開かれた天文台」をモットーに、毎日のように観望会を開催しており、訪れた人たちは、研究員の解説を聞きながら世界レベルの設備で本物の宇宙を体感することができます。

特に2004年に新設した南館には口径2メートル、日本国内で最大、一般の人が覗くことができるものとしては世界最大の望遠鏡が備わりました。愛称は「なゆた(那由多)」。サンスクリット語で10の60乗を意味しています。約140億光年、理論上の「宇宙の果て」近くまで見ることが可能です。

2005年からは、この「なゆた」を使って「宇宙人」を探そうというユニークな研究「OSETI(オセチ)」も始まっています。地球外の知的生命体が、自分の存在をアピールするため放ったレーザー光線を捕らえようというもので、小学生も参加しての観測が続けられています。

佐用町は、町村合併される前の旧佐用町時代から、星空の美しさをアピールしてきた「星の都」。西はりま天文台公園は、町のシンボル的な存在です。

 

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